アトムのビジネスブログ

大学1年生で就活に向けて動き出し、社会人からの愚痴に就職がしたくなくなる。その後、大学生ながらにネットを使いお金を稼ぐことを目指し、収益化を見事に達成!自分が出来たからこそ他の人にもやってほしいという思いでブログを書くことにした。

100万円稼げる人間とは?『ダニング・クルーガー効果』

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こんにちは、あっとです!

 

あなたはこれまでに

 

『根拠はないけど、出来る気がする』

 

『勉強や努力しなくてもなんとなる』

 

と思ったことはありませんか?

 

 

 

僕自身も何度もあります。

自分が知らない話について問われたとき、「知らない」のは恥ずかしい......。しかし、知ったかぶりで調子を合わせていたら、さらに深く追及されて結局みじめな思いをする.......。そんな経験が、誰しも1度や2度はあるのではないでしょうか?

 

しかし、安心してください。そうした心の傾向は人間なら誰しも持っているものです。自分の無知さを人前に晒すっていうのは、とても勇気がいることだと思いますからね。

 

ただ、度が過ぎると滑稽な話です。

 

それを示すために。冒頭の質問を少し変えてみましょう。

 

「現在の日本の政治についてのあなたの理解度は、

世間の人々と比べてどの程度だと思いますか?」

 

実はこのような質問をされたとき、大抵の人間は自分の能力を実際によりも高く評価してしまうことが分かっています。

 

 

しかも、この傾向は能力が低い人間ほど顕著になるのです。

 

 

 

 

 

今回は、このような「愚かなものほど自信に満ち溢れている」という不思議な心の減少である「ダニング・クルーガー現象」について、100万円稼げる人間と絡ませてお話していきたいと思います。

 

それではスタート!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愚かな者ほど自信満々

 

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人は人間が知らなかったり不得意である分野について、問われたとき、なかなか素直に「知らない」と言い切ることが出来ない。

 

「知らない」ことを恥ずかしいと思っていたり、単に「知らない」と答えるだけではつまらないと妙なサービス精神を働かせていしまう。

 

しかし、中には本当に知らない事なのにも関わらず、自信満々に「嘘の知識」を答える人もいます。

 

この不可思議な現象について研究を行ったのが、ダニエルとクルーガーという2人の心理学者です。

 

彼らは以下の二つの実験にによって、なぜこのような心の働きが生まれるのかを調査しました。

 

ダニング・クルーガーの実験

 

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実験①:ユーモアセンスの調査実験

 

ユーモアとは、生み出すにしても理解するにしても高度な能力が必要です。

 

65名の大学生に30個のジョークを見せて、それぞれに点数をつけてもらう。これによって、各々のユーモアの理解度をテストにする。

 

その後、「あなたのユーモアの理解度は世間においてどの程度に位置しているのか」という質問をした。

 

その結果、理解度テストの成績が下位25%以内の学生でも、「上位40%程度にいる」と自分を過大評価していることが分かった。

 

しかし、逆に上位25%の学生は「上位30%」と自らを過大評価していた。

 

さらに約7割の人が実力以上に自分を過大評価してることが分かった。

 

 

質問②:専門知識の質問実験

この実験では、被験者に対して様々な専門用語について問い、その意味を知っているかどうかを調査した。

 

用意される用語には、物理、政治などの分野で実際に使用されるもののほか、「視差板」「超脂質」といった実際には存在しない用語も9個含まれていた。

 

しかし実験の結果、約90%の人がその架空の用語に対して、少なくとも1つは知っている、聞いたことがあると回答した。

 

また、「自分は物知りだ」という自信にあふれている人ほど、「(架空の用語を)知っている」と答える傾向が高いことが確認された。

 

 

実験結果より

これらの実験から、ダニング=クルーガーは「能力が低いほど自分の能力を高く評価する」という傾向を発見しました。

 

この傾向は、発見者である彼らの名前を取って、「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれています。

 

 

 

 

 

 

ダニング=クルーガー効果

能力の低い人ほど自分の能力を高く評価する。

 

このような傾向が生じることについて、

ダニングとクルーガーは次のように分析しています。

 

能力の低い人は、

それゆえに自分のレベルを

正しく評価することはできない。

 

それゆえに、

自分の能力がどの程度

劣っているのかわからなければ、

他人の力量を正しく測ることはできない

 

 

 

なるほど。確かにこうなると、たとえ自分が間違っていたとしても、それに気づきませんし、確かな知識を持った人の発言に耳を貸さなくなってしまったとしても不思議ではありません。

 

でもこれって考えてみれば当たり前のことですよね。

 

「自分が間違った解答をしている」ということに気付くためには、「この解答は間違いである」という知識を有している必要があります。その知識があれば、そもそも「間違った解答」をしようなんて思いもしないのです。

 

能力のない人にそれがないからこそ、自らの能力を客観的に評価することが出来ずに、楽観的に己を高く評価してしまう。。。。。

 

 

要するに「『知らないこと』を知らない」ことで、過剰なほどの自信が湧いてきてしまう、ということなんです。

 

これがダニング・クルーガー効果に落ちってします人間の心理なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無知なる自信」にならないために

 

 ダニング・クルーガー効果に陥ってしまう人間は、自分の無知を知らないことで、過剰な自信に支配されてしまったり、他人に対して思いあがった態度をとってしまったりしてしまうことがあります。

 

本人は、これを正しいと思っているでしょうが、傍らから見ればその様子はただ滑稽ないだけです。

 

こうした話が出ると、「そういう奴いるよね!何も知らないくせに自信だけはあるやつ!」とニコニコ顔で話す人がいますが、いやいや、あなただって例外ではないんですよ!!!!!!!!!

 

 

森羅万象に通じている人間なんていませんからね。誰でも不得意な分野の1つや2つは必ずあります。

 

つまり、どんな人間でもダイング・クルーガー効果に陥る可能性があるということです。とても怖いですよね、、、、

 

ではそのような恐ろしい心の作用から逃れるにはどうしたらよいのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダニング・クルーガー効果から逃れる方法

 

(1)無知を恥じない

 

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ダイング・クルーガー効果は、「自分は無知である」ちうことを知らない、認めないところから始まります。

 

しかし、逆を言えば、「自分はまだまだ何も知らない」と自らの無知を求めることによって、その罠から抜け出すことが出来るということです。

 

 

知らないことは罪ではありません。むしろ積極的に自覚することで、新しい知識と経験の扉を開くカギとなります。

 

自分の能力が

尖っていることを認識することも、

能力の高い人間になるために必要なのです。

 

 

『聞くは一時の恥じ、聞かねは一生の恥じ』

 

 

(2)学び続ける

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無知は自覚するだけでは意味がありません。

意識を大切にし、常に学び続けることが大切です。

 

 

 

何事も学んでいるうちに

奥深さがわかるようになり、

同時に己の浅学さを知ることが出来ます。

 

 

 

それがまた、ダニング・クルーガー効果から

あなたを救ってくれるのです。

 

 

 

 

(3)結論を急がない

 

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先ほど紹介した、

経験と自信の相関関係を表すグラフによれば、

ダニング・クルーガー効果に最も陥りやすいのは、

ある領域について無知、

もしくは学び初めの時期です。

 

 

 

この時期に出した結論は、

その是非に関わらず

、過剰な自信にあふれたものとなる

可能性が高くなってしまっています。

 

 

 

何に対しても素早くさっさと結論を出す人は、

本当に有効な場合もありますが、

ただただ自信過剰なだけだということも多いのです。

 

 

 

これを防ぐには、安易に結論を出さずに、

しっかりと考え抜くことが大切になってきます。

 

 

 

決断は慎重に、ゆっくりと時間をかけて。

 

 

 

熟考に熟考を重ねた結論に対しても、

「これってほんとに正しいのかな?」と

懐疑的になるくらいがちょうどいいと言えるのでしょう。

 

 

 

その道の専門家でもない限り、

衝撃的に出した答えというのは

自信あって根拠なし

なものになりやすいということを覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

まとめ

 

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ダニング・クルーガー効果は、

私たちの誰もが陥いる

可能性がある身近な心理現象です。

 

しかし、それゆえに、

自覚出来ている人というのもほとんどいません。

 

 

 

根拠のない自信を振りかざして、

良く知らない知識をひけらかす人

はたくさんいます。

 

 

 

特にこの情報過多社会、

人々は簡単な結論や情報に

流されやすくなってしまっていますからね。

それが拍車をかけていると言えるでしょう。

 

 

 

 

ただ、友人との会話で

知った被りをして赤っ恥をかく・・・・

 

なんてのは可愛いものだとしても、

他人に情報を伝える立場の人間が

この効果に陥ってしまうのはとても危険です。

 

 

 

 

なぜなら中途半端な情報を

衝撃的に発信することは、

世に誤った情報を拡散してしまうことに

繋がるかもしれないからです。

 

 

 

 

テレビやラジオ、新聞と言った

マスメディアから、

ブログやTwitterといった個人メディアまで、

情報の発信者となる人に

特に注意しなければならない現象、

それがダニング・クルーガー現象です。

 

 

 

 

信用を失うような事態を招かないためにも、

良く知らない分野に対して、

自分が「尖っている」ことを

真摯にうけとめるようにしましょう。

 

 

 

そして結論を出すうえで、

良く学び、良く考え、慎重な判断を下すことが

大切なのだということを、

どうか覚えておいてください。

 

そんなこんなで、今回はここまで。

 

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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